東洋の蔵府【4】 神のお話(心の働き)

東洋の蔵府【4】 神のお話(心の働き)

東洋の臓腑、今回は心についてのお話です。
ここでは、“こころ”ではなく“しん”と読みます。
古典ではちょうとさくらんぼのような絵で表されています。
このさくらんぼの中は血で満たされて赤色を呈し、神を宿していると考えられてきました。
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東洋の蔵府【3】 五蔵の蓋(肺の働き)

東洋の蔵府【3】 五蔵の蓋(肺の働き)

臓腑のお話、今回は肺臓についてです。
東洋医学では肺の別名を“華蓋”(かがい)といいます。
花の形をした内臓のふたという意味です。
古典には、ちょうど花を逆さまにしてふたのように見立てた絵が描かれています。
このかわいらしい名前をもつ肺についてお話していきましょう。
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東洋の蔵府【2】 後天の本(脾の働き)

東洋の蔵府【2】 後天の本(脾の働き)

第2話は脾蔵です。
西洋医学では他の臓器ほど話題になりませんが、東洋医学で“脾”は、体の中心に位置し、大変重要な役割を担っています。
今回はその脾の働きについてお話していきましょう。
脾にはたくさんの働きがありますが、最も大切なものが生命力の補充です。
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症例13

便秘 顔面のニキビ 20代 男性

症状
便秘、三日に一回から一週間に二回くらい。半年に一度くらいは、腹痛に伴って下痢をする。顔面部のニキビが気になる。
便秘といえば女性の悩みのようですが、この症例は男性です。20代男性で便秘と共に腹部の違和感があります。
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症例12

月経困難症 30代 女性

症状
月経前になると、頭痛、疲労感、吐き気などの症状が出る。ひどい時は家事もままならない。
30代の主婦の方の症例です。5歳と1歳のお子さんがいます。上記の症状は、出産後に月経が再来する時、一番強く出てくるそうです。
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症例11

五十肩(左肩があがらない) 60代 男性

症状
左肩が上がりにくく、ある程度まで動かすと痛む。頸部も固まっている感じがする。小指と薬指に痺れ感がある。既往歴として、交通事故後の頚部のムチウチがある。
60代の男性の方です。普段からジムで身体を動かしているにも関わらず生じた
ので、不思議そうにされていました。
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症例10

眩暈(めまい) 30代 女性

症状
眩量(めまい)がひどい。頭が揺れるような感じで起きていられない。肩の凝りが強い。
30代の女性の方の症例です。肩の凝りは普段からあったのが、仕事のストレスにより悪化した上に、ひどい眩暈を起こしたものです。
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症例9

小児喘息 5才 男児

症状
時々喘息が出る。
普段からも呼吸がしづらそうで元気がない。
五才の男の子の症例になります。
家の付近に大きな道路があり、空気があまりよくないとのことです。
男の子にしてはおとなしい感じのする子です。
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症例8

不整脈 70代 女性
症状
不整脈がある。検査でもはっきりと出ている。
自覚的には動悸があって、ふらつきもある。時々、胃がしまるように痛む
七十代の女性です。外へ出かけるのが大好きということですが、
上記の症状のせいで、出かけることが減ったとおっしゃいます。
さて、脉をとりますとやや速めの脈拍で、その中に脉が止まる時があります。これを代脉といいます。
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症例7

坐骨神経痛 60代 女性

症状
左の臀部(おしり)やふとももの裏が痛む。特に階段を昇ったりしたあとに痛みが強い。
朝方、手足のこわばりを感じる。
60 代の女性です。この方の脉の特徴は、しょく脉という気の流れが悪く、しぶるような脉であることです。
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