ワクチンの是非

 

 

先日、子宮頸がんワクチンが国内で承認されるとのニュースがありました。ワクチン接種とは感染症の予防に使用されるものです。
感染症とはウイルスなどの感染によって起こる病で、風邪のような発熱性の疾患、ノロウイルスによる胃腸障害、ヘルペスウイルスによる疱疹など全身のあらゆる疾患に感染症は関わっています。
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夢分流打鍼術

 

16・17世紀、ヨーロッパに伝わった鍼術、夢分斎なる禅僧が記したとされている。
夢分斎は母の病を治したい一心であらゆる東洋医学の書籍を網羅した末に、全ての病の根源は腹に根ざし、人体の縮図であることを悟る。
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打鍼の秘密【3】 打ち方の違い

 

打鍼術に関する書物はほとんどありませんが、その中で最も重要なのが『鍼道秘訣集』という書物です。
この書物には、腹部の診察法や、腹部の邪気と臓腑との関連性、そして打鍼術の詳細が書いてあります。
今回のタイトルである打ち方の違いについては、いくつかの名称がつけられています。
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打鍼の秘密【2】 鍼と槌の素材

 

妙鍼堂で治療に使う打鍼には、実はいろいろな種類があります。
写真の右側は鍼を打つ槌の方です。
我々が良く使う材質は黒檀や紫檀、パドックといった木です。
実際に持ってみると良くわかりますが重さがぜんぜん違います。
また、たたく部分の大きさでも違いが出てきます。
そして、左側は鍼です。
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食べるお茶・擂茶

 

今回は食べるお茶、“擂茶”(れいちゃ)のご紹介です。
擂茶の「擂」とは“研磨する”という意味があり、すり鉢に原材料の豆類・雑穀・緑茶をいれて充分にすり潰し、そこにすり潰した茶葉のお茶を注いで頂きます。
台湾では独特の文化や言語を持つ客家民族がお客をもてなすお茶として知られています。
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京野菜の気味【4】 春(たけのこ)

 

2月4日は立春ということで、天地の気の変化は春へとめぐります。その気は大地から天へと上昇する方向性を持ちます。これは人間のみならず自然界の植物などもその気の影響を受けていきます。今回のたけのこは春の気の上昇をそのまま表わすような食物です。
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京野菜の気味【3】 冬(ねぎ)

 

年中見かけるねぎは、薬味などにも重宝され、冬場は特に鍋物に入れられることが多くなります。そのねぎ、実は冬が旬となり、甘み、風味が一段と増します。京野菜の九条ねぎは、青ねぎの代表格で、古くは奈良時代の頃に浪速から移ってきたといいます。また長ねぎは、その九条ねぎが関東へ持ち込まれ、改良されたもので、栽培方法に違いがあるようです。
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京野菜の気味【2】 秋冬(かぶら)

 

暑い夏もようやく終わり、なんとか秋になってくれましたが、秋には秋の気候の変化があり、それにあった野菜が店先に並ぶようになります。
10月後半から旬をむかえるのは聖護院かぶらです。千枚漬けの原料になるので、京都以外の方にも馴染みの深い野菜です。 聖護院かぶらの起源は滋賀県にあるようで、江戸後期になって聖護院辺りの農家の人が種子を譲り受けて育てたのが始まりといわれます。
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