東洋の蔵府【番外編】 脉診の科学

東洋の蔵府【番外編】 脉診の科学

脉診は手首の脉を指の感覚で捉えて、その状態から身体の内部の状態を診ようというものです。そこには、二十七種類の脉の形や、脉の流れるルートの変化といった要素があります。
脉診は東洋医学の診察法の中で最も重要なものでありますが、先程の二十七種類の脉やそのルートを判別するのは、施術者の指の感覚です。これは訓練を行えば、必ず判別がつくようになります。
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東洋の蔵府【15】 五蔵と五労 その一

東洋の蔵府【15】 五蔵と五労 その一

五蔵の虚(弱り)を生じさせてしまうことについては、以前紹介したことがあります。今日のサブタイトルである五労の労とは、エネルギーを激しく消耗させることを指します。
これから紹介する五つのことは、少しのことでは、エネルギーを消耗するに至りませんが、その動作が長く続くことで、五蔵を疲労させてしまうことに繋がります。特に仕事において、同じような体勢や作業を継続して行う場合が多いのですが、文字通り、労働というものが五蔵を疲労させることになるという話です。
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東洋の蔵府【14】 五蔵と脉

東洋の蔵府【14】 五蔵と脉

人体の肝・心・脾・肺・腎の五蔵は、それぞれ異なる性質を持っています。その異なる性質は自然界の季節の変化とリンクしています。例えば、春は肝の季節。春は陽気が伸び、上昇していきます。その作用を人体内でやっているのが肝なのです。
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