温泉再考【3】 温泉の温度

温泉といえば、その土地によって様々な種類が存在し、湧出する場所や出方などもいろいろとあります。
温泉に入浴された際、硫黄泉や含鉄泉などの表示を見たことがあるかと思います。
また、湧出温度も100度近いものから30度くらいのぬるいものまでありますが、東洋医学ではこれら、温泉の種類をどうとらえるのかというお話をこれから数回にわたってご紹介します。
“温泉再考【3】 温泉の温度” の続きを読む

温泉再考【2】 温泉に入ると

 

前号では、温泉というものがどのように湧いてくるのかということを、東洋医学の視点ではどのように考えるのかについてお話いたしました。
今回は、温泉に入ると人間の身体にどのような変化が出るのかということについてお話したいと思います。
『温泉小言』という書物には、「温泉の功は、陽気をのびのびと通じさせて、気の留帯をみちびき、皮膚や肉を温めて関節を動きやすくする。
“温泉再考【2】 温泉に入ると” の続きを読む

温泉再考【1】 温泉の湧き方

 

この「温泉再考」では、東洋医学の立場から、どのように温泉をとらえるのかということをお話ししていきます。
なかなか治効があがらない患者さんを、湯治に行かせたという江戸期の漢方家もいるくらいですので、やはり温泉には、相当な力があるようです。
昨今は、温泉の話はそこそこに、料理や景色といった風情が強く印象に残ったりします。
“温泉再考【1】 温泉の湧き方” の続きを読む