温泉再考【9】 有馬と城崎

 

温泉には、それぞれ泉才と呼ばれるものがあります。その温泉の持つ才能、性質をあらわすもので、それが違えば温泉の効能は変わってきます。
今回は古人の臨床例をもってその才を検証しようと思います。
病人は瘡腫と呼ばれる病を患っていました。瘡腫とは体内で生じた湿毒や古くなった血毒が停滞し、手や足が腫れて痛む病です。
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温泉再考【8】 家温泉

 

これまで東洋医学の世界において温泉とはどのようなものか。そしてどのような効果があるのか。
入浴するのに最も適した状態、最も効果のある入浴法、注意すべきことを順に紹介してきました。
これらは、口伝えで伝承されてきた温泉の利用法をまとめた画期的な温泉治療論であります。現代でも十分通用します。
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