症例1

首筋から顔面部にだるい痛み 30代 女性

症状
朝起きてから、左の首筋からあごにかけて痛いようなだるいような感じがする。
普段は右の肩こりがあり、半年前には左側の腰痛で当院を受診。
半年前の腰痛もそうだったのですが、脉をとると左の脉の流れが細く、身体を温める陽の気が不足しています。
そのため、身体の表面を温めることができずに冷えが入ってしまい、経絡の流れがわるくなっている状態でした。
今回は左の大腸経と呼ばれる経絡(人差し指から肩、頚を通り、顎から鼻へと流れます)に冷えが入り、そのような症状がでました。
治療は、その冷えが入った大腸経を温めることです。
経絡の変動により起こった病だったので、1回の治療でかなり痛みやだるさがなくなり、2回目の治療でほぼ痛みやだるさがとれました。
来院されたのは8月の末のことでしたが、おそらくエアコンで冷えたのだと思われます。
また、腰痛の時もお子さんの習い事か何かで、冷えた床に1時間ほど座っていたとおっしゃっていました。